西鎌倉ファミリークリニック
院長:木村 耕三

休診日:木曜日・日曜・祝日
〒248-0035 
鎌倉市西鎌倉19-9 2F
駐車場完備
TEL:0467-39-3880

 


何でも診てくれる、相談にのってくれる診療科のことです。
聞きなれない方も多いかと思いますが、簡単にいうと患者さんにとっては何でも診てくれる、相談にのってくれる診療科のことです。
私自身は約20年前、医学生の頃に家庭医療研究会(現在は家庭医療学会)に参加して知りました。
もともとは1970年代のアメリカで始まりまして、その頃、臓器別・病気別といった専門性の進みすぎによる弊害が生じ、その反省から言わば『個人を専門とする医師』という新たな視点の異なる専門家の需要が高まり、そのための医学教育とシステムがつくられていきました。日本では2000年頃より各地の大学医学部などで総合診療部が創設され、ようやくこのような必要性が認識され始めた段階です。
家庭医療はその機能を5つに分類して説明されています

1.近隣性:
場所においても、気持ちの上においても、患者さんに“近い”ところにあるというのが家庭医の第一の役割です。
2.包括性:
患者さん一人を多方面からサポートできるように深く関わっていきます。また、家族としての単位で診察するため、おじいちゃんおばあちゃんから小さなお子さんまでの健康と病気について対応いたします。
3.説明するということ:
患者さんの病状、病気の成り立ち、治療の意義とその方法をできるだけ分かりやすくご説明いたします。一度にできないときは何回かに分けたり、ご家族とご一緒していただくなどして説明して行きます。私の知る全ての情報を伝え、患者さんの理解と選択を求めて行くことによって患者さんの医療が進められて行きます。
4.責任性:
あたりまえでわざとらしいのですが、「真面目に誠実に責任をもって患者さんとお付き合いするということです。」 途中で知らん顔して切り捨てないということです。(欧米の多民族社会では重要でして、日本でも今後はあえて言わなくて成らなくなるというのも悲しいのですが…)
5.継続性:
患者さんが病気のときはもちろんのこと、健康なときも、また不幸にも入院が必要になってしまったときも信頼できるところを紹介すると共に、直接その病院に赴くなどして継続的にサポートしていきます。在宅医療にもその豊富な経験と在宅医療特有の診療能力を生かしてお付き合いできると思います。例え『畳の上で…』というご希望にも責任をもって対応します。

逆にむずかしくなってしまいましたでしょうか?それぞれの場面で接してみないと分かりづらいかもしれませんね。機会がありましたらお会いしたときにまたご説明いたします。
★日本家庭医療学会のホームページhttp://www.medic.mie-u.ac.jp/jafm/index.htmにも『家庭医』の
ことが載っておりますのであわせてご覧下さい。





 


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